当院のカウンセリングについて
当院のカウンセリングは、当院に通院中の患者さんだけではなく、他院に通院中の患者さんでも利用することが出来ます。その場合は、できるだけ紹介状をお持ちくださるようお願いします。費用は原則自費(90分 10,500円)になります。
カウンセラーより
私は、幼いころから海外での生活が長く、さまざまな文化・背景を持った大勢の人たちを観察し、関わる機会を与えられました。そのような経験から、その人はどんな人なのか、どんな価値観を持っているのか、どうしてそのような価値観を身につけることになったのかなどについて、自然と深く考える習慣がつきました。その後、大学・大学院で心理学やカウンセリング技術を学びましたが、それらの「学問」を知るよりも前に多くの人たちから直接学んだ「体験」こそ私のカウンセリングの土台になっているようです。そのため、私は、特定のカウンセリングの流派に縛られることはありません。家族関係に注目することが多いですが、必要に応じて、認知療法的な技法や行動療法的な技法を取り入れます。患者さんが本気で取り組んでくれさえすれば、必ず問題解決の力になれると信じています。
1)カウンセリングとは・・・
対話を通し、言葉によって、患者さん自信が抱えている問題を解決していく援助をしたり、心の病気を治療したりすることです。
2)私のカウンセリングでやることは・・・
最初のセッションでは細かい情報を集めます。家族歴、家族関係、教育、職歴、友達や付き合い関係、その他の対人関係など。これらの情報と現在の問題や症状を元に、患者さんのことを理解できると思います。多くの場合、単に症状の組み合わせやその経過をお聞きするだけの操作的診断よりも、より正確な診断ができます。 正確な診断があればその人にとって最適な治療プランを立てることができます。
3)私のカウンセリングの特徴は・・・
最初のセッションで、問題を整理して、方針を立てます。そして、それを患者さんに伝えます。 患者さんはそれを聞いて、カウンセリングが役に立ちそうかどうかを最初に自分で判断できます。また、問題解決に向けてピンポイントの助言をすることに加えて、患者さん自身が問題を解決していけるように適切なホームワークを出します。そのため、解決に至る時間が早いことが特徴です。一方的に話をして、それをただ聞いてもらって、いったいこれが何になっているのだろうかという疑問を持ちながら、漫然とカウンセリングを続けていただくことはありません。ただし、定期的に来て、とにかく話をすること自体が大事な患者さんも中にはいらっしゃるので、その場合は、それを尊重します。
4)私がカウンセリングで目指していることは・・・
一人一人の患者さんが自分の人生の最大のポテンシャル(可能性)を発揮できるようになることです。
5)私のカウンセリングが特に有効と思われる患者さんは・・・
私が特に得意としているのは、身体表現性障害、摂食障害、クラスターC パーソナリティ障害などです。
身体表現性障害:人との会話の中でよく言われっぱなしになる。何か言われても何も言い返せない。まったく言うことが思いつかない。後々になってああ言えばよかった・・・と思うことがよくある。なぜ他の人はすぐ言い返せるのかなと不思議に思う。いいにも悪いにも、人に自分の心の思いをつたえられない。そして、自分にとって大事な人が、自分のことに十分な関心を持ってくれていないと感じてしまう。環境的にうまく行っているときはいいが、ストレス処理がうまく出来なくなると、原因のはっきりしない身体症状が出てくる。
摂食障害:心の中では自由に自分の思いを実現したい。しかし、親子関係では、どこか「ありのままの自分」を受け入れてもらえず、自分の思いを考える暇も隙もなく育った。なんとなく、いつも、人の都合や希望で物事が決まってしまう気がする。ストレスを抱えがちな毎日だが、いい子でいようと頑張った。ふとしたダイエットを機に、体重や体型に対するこだわりが強くなり、食行動をコントロールしようとして失敗・・・。過食・嘔吐を繰り返すようになった。
クラスターC パーソナリティ障害
強迫性パーソナリティ:性格的に几帳面で、完ぺき主義。一番になって認められたい気持ちが強い。
回避性パーソナリティ:性格的に人とちょっとでもぶつかることをさける傾向。人とのコミュニケーションでいい思いをしたことがない。
依存性パーソナリティ:性格が優柔不断で間違ったものを選ぶのではないかと心配する。
これらのどれかとともに、いつも先のことを心配して過ごしている。心のどこかで「もっと楽な気持ちで生きてみたい」 「もっと楽に生きられるはずだ」と思う。でも今のやり方しか分からない。
心理カウンセラー 三森真実
心理カウンセラー【三森真実】・プロフィール
履歴
1997年 8月 ケンタッキー州立大学卒業(Cum Laude 優等生賞)学士号取得
1999年 6月 シカゴ大学大学院卒業 修士号取得
1999年 6月―2000年12月 ケンタッキー州の学校および施設にて実習
2006年 3月 千葉大学医学部大学院卒業 博士号取得
現在 千葉大学医学部付属病院精神科勤務(非常勤)
専門分野
第一専攻:
認知療法
行動療法
第二専攻:
集団精神療法
喪失・回復耐久力
虐待家族のシステム
短期療法
社会、学校、家庭における都市青少年の教育心理
現在まで開発したプログラム:
パニック障害のための認知行動集団療法
摂食障害のための認知行動集団療法
社会不安障害のための認知行動集団療法
強迫性障害のための認知行動療法
入院集団社会復帰訓練(退院に向けてのSST)