院長挨拶
働く人のメンタルヘルス向上に役立ちたいという思いから、ここ日本橋にクリニックを開業して、4年が過ぎました(平成22年4月現在)。この間、2,400名ほどの患者さんを新患として診させて頂き、また、3社の企業で産業医として関わるようになりました。
ほとんどゼロからのスタートでしたが、何とか地域に入り込めたという感じです。主治医として診療に当たることと、企業の産業医として活動すること、この二つが、それぞれ他方に対して良い影響を与えてくれています。例えば、産業医としての視点があると、復職について患者さんと相談するときにより具体的にアドバイスできます。逆に、産業医業務だけではなく臨床をやり続けていることで、休職中の方の治療が今どういう段階にあるかについてのセンスを忘れずに済みます。
近年、働く人の心の健康に対する関心は高まってきています。一方で、現実の労働環境が良くなっているかと言えば、そうではありません。世界的な不況を背景として、どの企業も生き残りに必死です。人員が減り、業務が増え、さらに賃金が下がるなど、多くの働く人の負担は過酷になってきています。そのような中、精神的な不調に陥る方が確かに増えてきています。ただ、それらのすべてが労働環境のストレスによるものでもありません。一見、職場のストレスによるものに見えても、実は、本人の素因に基づく疾患であったり、家族関係に根っこのある問題であったりすることもよくあります。患者さんの疾患や問題の本質がどんなものかを捉えるには、職場、疾病、家族関係、そういったものすべてに目を向けなければなりません。これは忙しい一般精神医療の片手間に出来ることではなく、高い専門性を要求される仕事であると思います。
働く人が健康で生き生きとして、職場は活気に満ち生産性を上げる、その両立が当院の目標です。そのため、働く人のメンタルヘルスに特化した医療機関として、今後も一つずつ、こつこつと、できることをやっていきたいと思います。
日本橋メンタルクリニック
院長 小澤公良
院長プロフィール
平成5年3月千葉大医学部卒業、5月千葉大医学部附属病院精神神経科入局
平成5年10月千葉県救急医療センター 麻酔科・集中治療科を研修
平成6年4月千葉大附属病院精神神経科 研修医、7月三芳病院精神科
平成7年10月国立神経精神センター国府台病院レジデント 内科・精神科を研修
平成10年4月館山病院精神科
平成12年4月千葉大附属病院精神神経科医員
平成13年4月千葉大学大学院医学研究科入学
平成17年3月同卒業
平成17年5月千葉大学附属病院精神神経科助手
平成18年4月千葉大学大学院精神科非常勤講師
平成18年4月日本橋メンタルクリニック開設
資格
精神保健指定医
医学博士
日医認定産業医