<うつ病治療の落とし穴>

抗うつ薬について 2週間では短いですよ!

うつ病治療の3本柱は①抗うつ薬、②休養、③環境調整ですが、それぞれにポイント(落とし穴?)があります。今回から3回連続で、一つずつ取り上げていきます。
まず、抗うつ薬について。ポイントは、十分量を十分な期間使うこと!簡単そうですよね?でも、結構そうじゃないんです。一つの抗うつ薬を出した時、2週間以内に反応が見られる人も確かにいますが、もっと時間がかかる人もいます。この場合、副作用をチェックしながら増量していくのが正しいのですが、「よくならないから」と別の抗うつ薬を加えたり、薬を変更してしまったりすることがあるのです。この結果、十分量の薬が十分な期間使われず、治療が失敗に終わり、うつが遷延してしまうことがあります。また、同時に何種類も薬を使ってしまうと、どの薬が本当に効いたのか分からなくなりますし、副作用が出たときも原因薬剤を特定しにくくなり困ります。内科の先生方はなかなか抗うつ薬を十分量まで増やせないようです。また、精神科・心療内科でも、明確な理由なく何種類もの抗うつ薬を同時に投与するところは気をつけた方がよいでしょう。

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